国内のサードウェーブ系カフェやSNSの愛好家コミュニティでは、ロングブラックに対する評価が年々熱を帯びています。実飲者の声を分析すると、その魅力と意外な特徴が浮かび上がってきます。
「ドリップだと物足りないけれど、エスプレッソをそのまま飲むには濃すぎる。ロングブラックはそのちょうど良い隙間を埋めてくれる」「一口目のクレマのクリーミーさと、飲み進めるにつれてお湯と馴染んでいく味のグラデーションがたまらない」といった感想が多数を占めます。
一方で、「熱々のコーヒーを期待して飲むと、一般的なドリップよりぬるく感じることがある」という指摘も見られます。これは、クレマをきれいに残すために適温のお湯を少量使う設計に起因するものです。コーヒーの香り成分(アロマ化合物)は80℃前後のほうが舌の味蕾で感知しやすいため、理にかなった温度設計といえます。