挑戦にリスクはつきものだが、校内に充満するのは「失敗を歓迎する」肯定的な空気だ。完璧な成果物を作ることよりも、途中で壁にぶつかり、それをどう乗り越えたかというプロセスそのものが高く評価される評価体系が構築されている。
ある生徒は、地域経済に関するプロジェクトで最初の仮説が大きく外れた経験を笑顔で振り返る。「大失敗でした。でも先生も仲間も笑わなかった。『そこから何が見えた?』と聞かれたんです。あの瞬間、挑戦するのが怖くなくなりました」。この圧倒的な心理的安全性が、生徒たちの潜勢力を限界まで引き出している。