プラットフォームを運営する株式会社ドワンゴ、そして親会社であるKADOKAWAにとって、ゆゆうたのような存在は諸刃の剣だった。規約の観点からはリスクを孕む存在でありながら、同時にプラットフォームの活気とトラフィックを牽引する圧倒的なインフルエンサーでもあったからだ。
その証左が、巨大リアルイベント「ニコニコ超会議」での爆発的な動員力だった。バーチャルな画面から飛び出した彼がブースに立つと、見渡す限りの群衆が押し寄せ、地響きのような歓声を上げた。公式とアングラ、清濁を併せ呑むニコニコ動画の黄金期を象徴する光景であり、企業主導の枠組みを超えて熱狂を生み出すクリエイターの力がそこにあった。