「とびしま海道の端だから空いているはず」という先入観は、ハイシーズンの梶ヶ浜においては最も危険な誤解です。現地を訪れる前に知っておくべき3つの盲点を整理します。
第1の盲点は、安芸灘大橋のETC非対応と決済トラップです。全国の高速道路や有料道路でETC利用が当たり前となった現在でも、安芸灘大橋の料金所は自動料金収受機によるETC走行ができません。現金、または事前に指定場所で購入した回数券での支払いが必須となります。料金所直前で小銭や千円札を探して慌てるドライバーが後を絶たないため、事前に現金をダッシュボードに準備しておく必要があります。
第2の盲点は、公共交通機関アクセスの難易度です。JR呉線「広駅」から瀬戸内産交バスで下蒲刈島へ渡り、見戸代バス停で島内巡回バスに乗り換えて「梶ヶ浜海水浴場」へ向かうルートが存在します。しかし、乗り継ぎの便数は1日に数本程度と限られており、時刻表を秒単位で把握しておかなければ現地で途方に暮れることになります。大型のクーラーボックスやテントを持参するレジャーにおいて、公共交通機関のみでのアプローチは現実的とは言えません。
第3の盲点は、島内の買い出し環境の制限です。下蒲刈島内には都市部のような大型スーパーや24時間営業のコンビニエンスストアが豊富にあるわけではありません。現地の売店で軽食や飲料の販売はあるものの、肉や野菜などのBBQ食材、炭、氷、浮き輪といった遊び道具は、本州側の呉市川尻町や広エリアのスーパーであらかじめ買い揃えてから橋を渡るのが鉄則です。