不妊治療連絡カード(正式名称:不妊治療を受けながら働き続けられる職場環境づくりのための連絡カード)は、厚生労働省が策定した公式ツールです。主治医が治療内容に応じた就業上の配慮事項(通院に必要な日数、半日休や時差出勤の必要性、身体的負荷の軽減など)を記入し、従業員が勤務先へ提出する仕組みになっています。
本カードの様式は、厚生労働省のポータルサイト「あかるい職場応援団」や専用情報サイトからPDFおよびWord形式で誰でも無料ダウンロードできます。企業に独自の提出フォーマットがない場合は、この標準様式を印刷してそのまま医療機関へ持参するのが最も確実です。
カードの大きなメリットは、「治療のプライバシーを守りながら、必要な配慮だけを会社へ伝えられる」点にあります。体外受精や顕微授精といった具体的な治療ステージを事細かに話す必要はなく、医学的見地に基づいた就業制限や通院の必要性のみを人事や直属の上司へ共有できます。