ネット上では「早稲田大学競走部はOBの影響力が強すぎて新しい改革ができない」「学内の部費配分が少なく、他大学に比べ練習環境が劣悪」といった書き込みが見られる。これらはどこまで事実なのか。
競走部OB会や大学スポーツ協会の資料を確認すると、OBの寄付金や人脈によるサポートは確かに手厚く、合宿所の改修や外部コーチ招聘に充てられている。しかしその影響力が強すぎるがゆえに、現場の監督が自由に選手選考や練習方針を決められないケースが過去にあったことも事実だと、複数の部内関係者が証言する。2010年代後半には監督交代をめぐりOB会内で意見が割れ、チームが一時混乱した経緯もあった。
一方で「練習環境が劣悪」という指摘は現在ではほぼ誤りで、所沢キャンパス近郊の新設トラックやスポーツ科学センターの利用により、むしろ他大学より充実した設備を誇る。ネットの噂と現実のギャップは大きく、情報の取捨選択が必要だ。