日本発のコンテンツが世界中で同時配信されるのが当たり前となった今、「クール」の評価軸は世界規準でアップデートされている。北米や欧州、さらにはアジア圏のファンを熱狂させているのは、伝統的な「和風の静寂」と「西洋的なダークファンタジー」が融合した独自の世界観だ。
海外のアニメコミュニティで行われる人気投票を分析すると、上位にランクインするのは常に、自らの信念のためなら世界を敵に回すことも辞さない「アンチヒーロー」的な側面を持つ人物だ。自分の価値観を他人に押し付けず、黙って己の道を往く立ち振舞い。この静かな力強さが、多様化する現代社会を生きる世界中の若者にとって、最も洗練されたスタイルとして映っている。