事件の主役と目された「チャイニーズドラゴン」は、警察庁によって「準暴力団」に指定されているグループだ。伝統的な暴力団のような明確なピラミッド型の組織図を持たず、緩やかなネットワークで繋がっているのが特徴である。彼らはしばしば、繁華街でのみかじめ料徴収や、特殊詐欺、強盗といった犯罪の実行部隊として暗躍してきた。
捜査関係者によると、当日の集まりは出所した幹部の歓迎会だったという。しかし、身内同士の意見の対立、あるいは対立組織による襲撃説など、乱闘の引き金となった原因については諸説あり、現在も全容が完全に解明されたわけではない。ただ一つ確かなのは、彼らが「一般市民のすぐ隣」に潜み、いつでも暴力を爆発させる準備があるという事実を突きつけたことだ。