葉月里緒奈の原点を振り返ると、1993年のドラマ『丘の上の向日葵』での女優デビューが挙げられます。当時18歳だった彼女は、憂いを帯びた瞳と圧倒的な存在感で瞬く間に注目を集め、映画『写楽』や『パラサイト・イヴ』などの話題作に立て続けに出演しました。
彼女の代名詞ともなった「魔性の女」というフレーズが定着した最大のきっかけは、1995年に報じられた俳優・真田広之との不倫騒動でした。映画『写楽』での共演を機に交際へと発展した際、記者会見などで見せた堂々たる振る舞いや、既婚者である相手への率直な感情を隠さない言葉の数々がワイドショーで連日大々的に報じられました。
世間からの激しいバッシングを浴びながらも、自分の感情に嘘をつかない真っ直ぐな姿勢は、当時の芸能界において強烈な異彩を放っていました。この騒動を機に彼女は一度活動の拠点を海外へ移すなど、波乱に満ちた20代前半を過ごすことになります。