日本テレビ側はこれまで、番組制作にあたって事前のルート安全確認や、警察への道路使用許可申請、変装した多数のガードマンの配置など、万全の対策を講じていると説明してきた。実際に、これまでの長い歴史の中で重大な事故が起きていないことは事実である。
しかし、視聴者が求めているのは「結果としての安全」だけではない。制作側がいくら「安全です」と主張したところで、画面上で子供が恐怖に震え、泣き叫ぶ姿をエンターテインメントとして消費すること自体への倫理的な違和感が強まっている。視聴率低下に悩むテレビ業界において、かつてのドル箱コンテンツを維持したいという焦りが、視聴者との温度差をさらに広げる結果となっている。