「こくうまキムチ」は、日本のキムチ市場において圧倒的なシェアを誇る。それだけに、小売現場への影響は深刻だ。都内の大手スーパーでは、発表直後から棚一面に「お詫びと回収のお知らせ」のPOPが貼られ、代替商品の手配に追われるスタッフの姿が見られた。ある店舗の仕入れ担当者は、「売り場の主役が突然消えたようなもの。他社製品で補おうにも、供給量が追いつかない」と頭を抱える。
SNS上でも動揺が広がっている。「毎晩の晩酌のつまみだったのに」「今朝食べたばかりだけど大丈夫か」といった投稿が相次いだ。健康被害の報告はないとはいえ、日常的に消費されている食品だからこそ、心理的な不安は急速に波及しやすい。