「開始10分でケーキを取りに行ってはいけない」――。都内名門ホテルでシェフパティシエを務めた関係者は、こう耳打ちする。多くの客が開始直後にメインの生ケーキへ殺到するが、プロの視点は異なる。冷えた舌では繊細な甘みのグラデーションを感じ取れないため、まずは温かい紅茶や軽いセイボリー(軽食)で口内温度と味覚を整えるのが鉄則なのだ。
さらに、名門ホテルや隠れ家ビュッフェの激戦プランを勝ち取るための独自ルート情報も存在する。公式予約サイトのキャンセル枠は、利用日の「3日前」と「前日夜22時」に最も動きやすい。直前のスケジュール変更による自動キャンセルがシステムへ反映されるタイミングを狙い撃ちすることで、満席表示だった幻のシートを滑り込みで確保できるケースが驚くほど多いのだ。重厚なムースからではなく、酸味のあるフルーツ系ジュレやソルベから攻めることで、最後まで胃もたれせず至福の余韻を堪能できる。