身長が伸びるということは、骨の端にある「骨端線」と呼ばれる軟骨部分が膨張し、それが骨化していくプロセスを指す。このプロセスを加速させるのが、成長ホルモンと適度な物理的刺激だ。筋トレを行うと、脳下垂体から大量の成長ホルモンが分泌される。これは周知の事実だが、さらに局所的な骨への刺激が加わることで、骨端線の細胞分裂が活性化する。
重要なのは「適度な」という点だ。自重を使ったスクワットや、軽いダンベルを用いたマルチジョイント(多関節)種目は、全身の血流を劇的に改善する。血流が良くなれば、骨を作るために必要な栄養素が効率よく骨端線へと運ばれる。この循環こそが、科学的に裏付けられた身長アップのメカニズムなのだ。