近年の高校入試において、グローバル教育を掲げる学校は決して珍しくなくなった。しかし、その中でも同校への志願者集中は際立っている。大手進学塾の分析によると、2026年度入試における志願者数の伸びは、首都圏の私立高校の中でもトップクラスだ。
背景にあるのは、保護者世代が抱く「大学入試改革への不透明感」と「AI台頭時代におけるキャリアへの危機感」に他ならない。知識の丸暗記や型にはまったテスト対策だけでは、これからの時代を生き抜けないという焦燥感。一方で、完全に海外進学へ舵を切るにはリスクも伴う。内部進学という強力な基盤を保持しながら、世界に通用する思考力を磨けるというハイブリッドな環境が、安心感を求める現代の受験生心理に完璧にフィットした形だ。