人間が特定の対象をじろじろ見る行動には、脳の情報処理と感情の動きが深く関わっています。周囲の視線に敏感な人ほど「自分に何かおかしなところがあるのでは」と悩みやすいものですが、見る側の動機は必ずしも対象者の外見や行動に原因があるとは限りません。
主なじろじろ見る人の特徴として、まず挙げられるのが「物思いに耽っていて焦点が合っているだけ」という無自覚なケースです。頭の中で別の考え事をしており、たまたま視線の先に誰かがいただけというパターンは日常茶飯事です。この場合、相手に悪意や特定の興味はなく、目線の合致すら認知していません。
一方で、明確な感情や認知バイアスが働いていることもあります。「自分と異なる異質な存在」への好奇心、目立つ服装や持ち物への関心、あるいは自分の常識とズレている行動への違和感など、視覚情報を過剰に処理しようとして視線が固定されてしまうのです。