かつて夜間になると数十メートル間隔で女性が立ち並んでいた名古屋市中区栄4丁目(通称:女子小路)やプリンセス大通り周辺。現在の現場を定点観測すると、往時のような公然とした路上待機の光景はほぼ姿を消しています。警察官によるパトロールが日常化し、青色防犯パトロール車が巡回を続ける厳戒態勢が敷かれているためです。
しかし、問題が完全に根絶されたわけではありません。現場の飲食店関係者は次のように内情を明かします。「路上に長時間立つ行為は警察の職務質問対象になるため、現在はコンビニ店内やカフェ、雑居ビルのエントランス付近で待機し、SNSのダイレクトメッセージや掲示板を通じて事前コンタクトを取ってから合流する手法へとシフトしています」。つまり、路上での露骨な客引きから、デジタル空間を活用した潜伏型・アポイント型取引へと手口が巧妙化・地下化しているのが現在の実態です。