メディア環境が激変し、テレビ放送事業のあり方が再定義される過渡期においても、浅野ゆう子の存在感は衰えない。近年ではTVerでの名作ドラマ再配信や、Netflixをはじめとするグローバル動画配信サービスを通じて、彼女の過去作や近年の円熟した演技が若い世代にも再発見されている。
昭和、平成、令和とメディアの主役が移行するなかでも色褪せない表現力。その背景には、家庭という絶対的な安らぎの拠点がある。夫との穏やかな日常が彼女のメンタルを支え、カメラの前で放つオーラをより一層艶やかなものにしているのは間違いない。