『眠り姫』の叙情性を決定づけた要素として外せないのが、女優の宮﨑あおいが出演したミュージックビデオ(MV)の存在です。SEKAI NO OWARI 眠り姫 MV 宮﨑あおいのコラボレーションは、当時大きな話題を呼びました。
SEKAI NO OWARI 眠り姫 楽曲誕生の経緯において、映像演出にはFukase自身の強いこだわりが反映されています。死の影を背負いながらも、どこか神秘的で圧倒的な透明感を放つ「眠り姫」の偶像として、Fukase本人が熱望してオファーを出したのが宮﨑あおいでした。
MV内では、幻想的な森や洋館、ガラスの棺を想起させる舞台装置の中で、永遠の眠りにつくヒロインと、彼女を救うことができず立ち尽くす主人公の苦悩が映像美として描かれます。演奏シーンにおけるメンバーの衣装やファンタジックなセットは、死という重苦しい主題をエンターテインメントへと昇華させるセカオワならではの美学を体現しています。