ケンコーマヨネーズ株式会社の真骨頂は、業務用調味料と調理加工食品の双方を高度に融合させた商品展開にある。一般消費者向けのマヨネーズ・ドレッシング類とは異なり、同社が向き合うのは厨房オペレーションの効率化、長時間の陳列に耐えうる保形性、そして加熱しても分離しない耐熱性といった極めてシビアな現場課題だ。
たとえば、サンドイッチに挟まれるマヨネーズは、パン生地に水分が染み込まないよう特殊な粘度設計が施されている。焼き込み調理パン用には、200度以上のオーブンで焼成しても油分が浮き出ず、香ばしい焦げ目を保つ乳化技術が注ぎ込まれる。こうしたニッチかつ極めて高度な機能性が、外食チェーンや中食ベンダーの厨房で不可欠なピースとなっている。