伝統的な街並みが残る「ならまち」エリア。ここで近年急増しているのが、古民家の梁や柱を大胆に残しながら、ガラスやモルタルを融合させたハイブリッドなリノベーション店舗だ。重厚な木造建築の温もりと、ミニマルな現代デザインが織りなすコントラストがすばらしい。
靴を脱いで畳に座るスタイルだけでなく、庭園を臨むスタンディングカウンターを設ける店舗も登場している。風が吹き抜ける縁側で、丁寧にドリップされたスペシャルティコーヒーを味わう。かつて住まいとして使われていた空間の「生活の記憶」が、上質な居心地の良さを生み出しているのだ。