長年コンサートプロモーションを手がけるプロモーターや、ソニー・ミュージックエンタテインメントをはじめとする大手レーベルの関係者に直撃取材を試みた。返ってきたのは、外部の推測とは大きく異なる冷徹な分析だった。
「空席を埋めるために安直な値下げや関係者席のバラマキを行う時代は終わりました。ブランド価値を守りつつ、採算ラインをどこに設定するかがすべてです。8割の集客で高単価の配信やグッズ販売と組み合わせれば、事業として十分に成立します」と興行会社関係者は明かす。音楽興行界の収益モデル自体が、満員御礼という外見上の見た目依存から脱却しつつある。