洗面所や脱衣所は、家の中で最も多くの用途が集中するにもかかわらず、割り当てられる面積が限定されやすい。特にドラム式洗濯機は縦長の大容量ボディと前開きのドアを備えるため、上部に生じる空間が手つかずのデッドスペースになりがちだ。最新の住空間トレンドにおいて注目を集めているのが、この上部空間を立体的に組む先進の活用術である。
従来のランドリーラックといえば、単に洗剤を並べるだけの無骨なスチールラックが主流だった。しかし現在のアプローチでは、壁面への圧迫感を抑えつつ、収納量を従来の2倍以上に引き上げる巧みな空間分割が実現されている。可動式の棚板やハンガーバー、サイドフックを組み合わせることで、洗剤類はもちろん、家族分のバスタオルや着替え、洗剤のストックまで一箇所に集約。狭い脱衣所であっても、視線を上へと誘導するスマートな架構を作ることで、足元に散らかりがちなランドリーバスケットを排除し、床面積を広く保つことが可能になる。