コロンビアは、ナスカプレート、南アメリカプレート、カリブプレートという3つの主要なプレートが複雑に押し合い、交錯する世界屈指の地震多発地帯だ。とりわけ今回震源となったサンタンデール県周辺は、「メサ・デ・ロス・サントス」と呼ばれる世界で最も地震活動が活発な巣の一つとして知られる。
専門家が懸念するのは、単なる「揺れの強さ」だけではない。南米大陸を貫くアンデス山脈の険しい地形が、被害を増幅させる最大の要因となっているからだ。
地質学者らによると、今回の地震は深部でのプレートスラブ内破壊とみられるが、浅い地表近くの断層群にもストレスを伝播させた可能性がある。広大な面積にわたって震度階級相当の強い揺れが波及したことで、都市部のみならず広域的な地盤緩みが引き起こされた。