女性アーティストにとって、加齢(エイジング)との向き合い方は極めて残酷なテーマだ。特に浜崎あゆみのように、若さと美貌の象徴として一世を風靡した存在であればなおさらである。しかし、彼女は決して表舞台から逃げ出さなかった。
年齢を重ねることを隠すのではなく、むしろそれをエンターテインメントの血肉に変えていく。声帯のトラブルや体力の限界説が囁かれるたびに、彼女はより過激な演出と圧倒的な声量でそれをねじ伏せてきた。私たちが彼女の「加工なし」の姿に惹かれるのは、そこに老いに抗う生々しい人間の闘争本能を見るからかもしれない。