本企画の最大の魅力は、知名度や芸歴に関係なく「ネタの切り口とクオリティの高さ」だけで純粋に勝負が決まる点にあります。記念すべき第1回大会で児玉清のモノマネを披露し初代王者となった博多華丸をはじめ、織田裕二の過剰なパロディで旋風を巻き起こした山本高広など、歴代の優勝者一覧を振り返ると現在のお笑い界を牽引するトップランナーがずらりと並びます。
特に番組史上の大転換点となったのが、第18回大会で元AKB48・前田敦子のモノマネで頂点に立ったキンタロー。の登場でした。圧倒的な顔芸とキレのあるダンス、絶妙な誇張ネタは放送直後から社会現象を巻き起こし、一躍テレビスターへと駆け上がりました。また、第22回大会で「由紀さおり・安田祥子姉妹」や「高級住宅街・披露山庭園住宅の住人」ネタで見事なハーモニーと哀愁を響かせた阿佐ヶ谷姉妹の優勝劇は、コンビの持つ上品なシュールさを世に知らしめ、その後の大躍進を決定づけました。
さらに近年でも、たつろうによる「日常にいそうな絶妙な人たち」シリーズや、駆け抜けて軽トラ(餅田コシヒカリ・小野島徹)のダイナミックな掛け合いなど、新時代のチャンピオンたちが続々と誕生しており、お笑い界屈指の登竜門としての信頼性は今なお揺らぎません。