国税庁の民間給与実態統計や各種労働調査を総合すると、正社員の平均年収は約450万〜460万円前後を推移しています。ただし、この数値には一部の超高所得層のデータが反映されており、一般的な労働者の実感よりも高めに出やすい点に注意が必要です。
実態をより正確に把握する指標となる正社員の給料の中央値は約400万〜420万円です。中央値で見ると、ボリュームゾーンの正社員が得ている月額の基本給は25万〜28万円程度であり、「平均」という言葉の響きほど余裕のある暮らしを送れているわけではありません。
さらに見落とせないのが、額面給与と正社員の手取り額の乖離です。給与からは健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税が差し引かれます。控除額の合計は総支給額の約20〜25%に達するため、額面年収450万円の場合、実際に口座へ振り込まれる手取り年収は約350万〜360万円(月々の手取りは約22万〜24万円+ボーナス)となります。2026年最新の給料相場をチェックする際は、額面の数字だけでなく、実際に使える可処分所得を基準に評価しなければなりません。