店頭の菓子コーナーで連日品切れが続いていることから、「販売中止になったのではないか」という噂がネット上を駆け巡りました。しかし取材の結果、ファミマのチョコマシュマロが売ってない真相は、廃盤になったわけではなく、供給が追いつかないほどの急激な需要過多にあることが判明しました。
なぜここまで極端な品薄状態に陥っているのか。現場の流通状況と消費行動を分析すると、ファミマのチョコマシュマロの売り切れ理由には明確な3つの背景が存在します。
第1の要因は、TikTokやX(旧Twitter)、Instagramを中心としたショート動画でのバズ現象です。「ひと口食べた瞬間にとろける」「チョコのパリパリ感とマシュマロの弾力が神バランス」といったリアルな試食レビューが数百万回再生を記録し、これまでコンビニのグミ・マシュマロ棚に立ち寄らなかった層まで店舗へ殺到しました。
第2の要因は、チョコレートの溶けやすさに配慮した「秋冬〜春先を中心とするシーズン展開」と「数量限定生産」という販売戦略です。ファミリーマートのPB(プライベートブランド)菓子はフレッシュな回転を重視するため、1店舗あたりの1回あたりの発注可能数に制限がかけられるケースが多く、1人が3〜5袋をまとめ買いすると一瞬で棚が空になります。
第3の要因は、一度食べた購入者のリピート率の異常な高さです。100円台という手に取りやすい価格帯も手伝い、「見つけたらあるだけ買う」という買い占め行動が各地で同時多発的に発生し、店頭での遭遇率を著しく低下させています。