『若者のすべて』以降、ふたりが同じ作品で並び立つことはなく、共演NG説は既成事実のように語られていました。しかし、その沈黙を破ったのが、2012年放送の木村拓哉主演ドラマ『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』でした。実に18年ぶりのドラマ共演が実現した瞬間です。
現場で久しぶりに顔を合わせた際、木村から「ハギ」と自然に声をかけられ、萩原もまた屈託のない笑顔で応じたといいます。20代の頃の尖ったプライドは消え去り、互いに数々の修羅場をくぐり抜けてきた男同士の心地よい信頼感がそこにはありました。
さらに2018年、木村主演のドラマ『BG〜身辺警護人〜』の第1話に、萩原聖人が重要な役どころでゲスト出演を果たします。民間ボディーガードの島崎章(木村)と、警護対象となるマラソン大会組織委員会の幹部(萩原)という関係性で、緊迫感あふれる芝居の応酬を披露しました。かつての衝突を知るオールドファンにとって、ふたりが背中を預け合い、阿吽の呼吸で芝居を紡ぎ出す姿は胸を熱くさせる名場面となりました。