では、鼻の中に溜まった不要な固形物を安全に除去し、衛生的な状態を維持するにはどうすべきか。耳鼻咽喉科専門医が推奨する最新の臨床的ケアアプローチは、力任せの物理的除去ではなく、「加湿と蒸気による軟化」だ。
最も手軽で安全なのは、入浴時の蒸気をしっかり吸い込んだり、温かい蒸しタオルを鼻元に数分間当てたりして、鼻腔内を十分に湿らせる方法である。水分を含んだ固形物は自然と柔らかくなり、強くかまずとも軽めに息を吐き出すだけでスムーズに排出される。また、市販の生理食塩水スプレーや専用器具を使った鼻洗浄(鼻うがい)の導入も粘膜を傷つけずに清潔を保つ上で極めて有効だ。どうしても取りたい固形物がある場合は、生理食塩水で湿らせた綿棒を使い、優しく拭き取るのが鉄則となる。