洗浄されていないメイクブラシの毛束内部は、高温多湿な環境と皮脂汚れが重なり、細菌にとって格好の繁殖温床となる。海外の最新研究データによれば、数ヶ月洗浄していない粉含みブラシからは、未使用の便座を上回る密度の雑菌が検出された例もある。この細菌がメイクのたびに毛穴へ押し込まれることで、ニキビや慢性的な皮膚炎、痒みを引き起こすリスクが急増する。
スキンケア・衛生管理の知見を広める日本化粧品検定協会も、肌荒れの隠れた原因としてメイクツールの衛生状態を指摘している。どれほど低刺激な化粧品を選んでいても、ツール自体が汚れていては肌バリア機能を損なう要因になりかねない。週に1度の定期的なディープクレンジングと、使用直後のティッシュオフを習慣づけることが、健やかな肌環境を守る第一歩である。