開発を手掛ける株式会社カプコンのキャラクター造形術には、常に目を見張るものがある。主役級のヒーローやヒロインだけでなく、通信画面の向こう側にいるサポートキャラにまで重厚なバックボーンを与える手法は、現代のゲーム産業におけるストーリーテリングの規範となった。
ハニガンというキャラクターが成功した背景には、過剰な説明を排除し、プレイヤーの想像力を掻き立てる「裏裏設定」の存在がある。彼女の経歴、プライベートの素顔、そして国籍や学歴に至るまで、断片的に開示される情報がファンの間で活発な討論を呼び、作品の寿命を劇的に延ばす原動力となっているのだ。