学校が位置するのは、北海道の東部、広大な畑作地帯と網走湖に抱かれた網走郡大空町(女満別地区)です。「なぜ北海道の地方都市なのか」という疑問を持つ保護者もいますが、最大の利点は立地環境にあります。自然豊かで落ち着いた治安環境に加え、オホーツクの玄関口である女満別空港から車で約5分という抜群のアクセス性を誇ります。羽田空港から女満別空港までは直行便で約1時間45分。本州在住の家庭にとっても、心理的な距離感ほど遠い場所ではありません。
全寮制の寄宿舎では、徹底した規律と温かな見守りのもとで24時間の生活指導が展開されます。朝6時半の起床から始まり、点呼、清掃、朝食、登校、放課後の部活動や作業学習、夕食、入浴、そして自習時間と消灯に至るまで、極めて精緻な日課が組まれています。スマートフォンなどの通信端末の持ち込みや使用時間には一定のルールが課され、深夜のネット依存やSNSトラブルを未然に防ぐ生活環境が構築されています。
入学当初、多くの生徒がホームシックを経験します。しかし、同じ境遇の仲間と寝食を共にし、自ら洗濯を行い、ベッドメイキングをこなす過程で、生徒たちの表情は劇的に引き締まります。舎監や寮指導員が生活の細部まで寄り添いながら、過剰に手を貸さず「自分の力でやり切らせる」指導を徹底。親元にいては決して得られなかった「生活者としての自信」が、オホーツクの風土の中で確実に育まれていきます。