出張や旅行のパッキングで最もトラブルになりやすいのが、刃物の機内持ち込みルールです。せっかくお気に入りの文具を持参しても、保安検査場で没収されてしまっては悔やんでも悔やみきれません。
日本の国内線(JAL、ANA等)における国土交通省のガイドラインでは、ハサミの機内持ち込み基準は「刃体の長さが6cm以下」かつ「先端が鋭利でないもの(丸みを帯びているもの)」と定められています。市販されている多くのペン型ハサミは刃渡り4cm〜5cm程度に設計されているため、数値上は国内線の機内持ち込み基準をクリアしている製品が大半です。
ただし、現場の保安検査場における検査員の判断が最優先される点には注意が必要です。先端が細く尖っている医療用ハサミや眉毛用ハサミ、あるいは刃渡り6cm以下であっても鋭利とみなされた形状は、その場で破棄を求められるリスクがあります。また、国際線に関しては国や航空会社によって規定が異なり、刃物類の持ち込みが一律禁止されているケースも珍しくありません。トラブルを確実に回避したいのであれば、飛行機移動の際は預け入れ荷物(スーツケース)の中へ収納しておくのが最も賢明な選択肢です。