組織心理学者のアダム・グラントは、時間にルーズな側面を持つ人々や、直前まで行動を先延ばしにする「プロクラステネーター(先延ばし屋)」について独特な視点を提供する。グラントによれば、極端な時間厳守を徹底するタイプよりも、適度な先延ばしを行う人物の方が、アイデアの発想力や創造的解決策を生み出す割合が高いという。
もちろん、約束を破る免罪符になるわけではない。しかし、効率やスケジュール遵守だけを絶対視する価値観に対して、グラントの研究は「遅れ」の中に潜む思考の深化や柔軟性という側面にも光を当てている。