日本野球機構が主催する表彰式や、オフシーズンのインタビュー番組。普段は強気な姿勢で相手打線やピッチャーに立ち向かう看板選手たちが、一転して言葉を詰まらせながら感謝を述べる場面がある。「妻の支えがなければ今の自分はない」「打てない日に黙って美味い飯を出してくれた」という言葉は偽りのない本音だ。
勝利の歓喜も敗戦の悔しさも、すべてを等身大で分かち合える存在。どれほど過酷なプレッシャーに晒されても、家に帰れば自分を受け入れてくれる場所があるという安心感こそが、シーズンを走り抜く最大のエネルギー源となっている。