ルコントの象徴的存在だったのが、閑静な南麻布エリアに構えていた広尾本店です。地下のサロンドテで優雅なティータイムを過ごした思い出を持つファンも多く、その営業終了は大きな衝撃を与えました。
気になるルコント広尾本店閉店理由ですが、直接的な要因は賃貸借契約の満了に伴う店舗再編です。2013年に虎屋グループの支援を受けて南麻布に復活した広尾本店は、長らくブランドの旗艦店として機能してきました。しかし、都市部における消費行動の変化やEC市場の拡大に伴い、大規模なイートイン併設型サロンから、機動的な催事販売やオンライン販売へとビジネスモデルの最適化が図られました。
「経営難による撤退」といったネガティブな理由ではなく、伝統ある味を後世に残すための持続可能なブランド再構築が真相です。アンドレ・ルコント氏から受け継いだ厳格な製法とブランド価値を守るため、あえて常設店の規模を絞り込む決断が下されました。