広田亜矢子さんとの幸福な家庭を築く以前、佐藤浩市には一度の離婚歴がある。1986年、当時モデルとして活躍していた一般女性と結婚し長女を設けたものの、わずか3年ほどの期間で破局を迎えることとなった。
当時の佐藤は20代半ば。若手実力派として急速に露出を増やしていた時期であり、連日のロケや多忙を極めるスケジュールのなかで家庭内のすれ違いが生じたとされる。父・三國連太郎との複雑な親子関係に葛藤していた時期でもあり、若さゆえの未熟さが重なった結果の別離だったと言えるだろう。しかし、この離婚という苦い試練を経たからこそ、その後に出会った亜矢子さんとの関係において、互いを慈しみ尊重し合う成熟した夫婦像を築くことができたのだ。