1986年冬、この曲は小泉今日子主演の映画『ボクの女に手を出すな』の主題歌として世に送り出された。映画の切ないストーリーラインと楽曲が見事にシンクロし、映画館に足を運んだ観客の記憶に強く刻み込まれた。
当時、トップアイドルとして多忙を極めていた小泉が見せた女優としての真摯な眼差し。その映像美を後押ししたのが、哀愁漂うメロディだった。シングルは爆発的な大ヒットを記録し、チャートの上位を長期間にわたって独占。街中にこの歌声が響き渡り、一つの社会的現象となった。
銀幕の映像と音楽が織りなした化学反応は、80年代ポップカルチャーの象徴的な1ページとして、今も燦然と輝いている。