Q1:健康診断で「Kerley B lines疑い」と指摘されましたが、無症状でも受診が必要ですか?
A1:はい、速やかに循環器内科または呼吸器内科を受診してください。自覚症状が乏しい初期段階であっても、心機能低下による隠れた肺うっ血や、初期の間質性肺病変が存在する可能性があります。早期に心電図、血液検査(BNP値)、心エコー検査等を受けることが重症化予防につながります。
Q2:胸部CTでの「小葉間隔壁肥厚」とKerley B linesは同じ意味ですか?
A2:同じ病変(二次肺小葉の隔壁の肥厚)を異なる画像検査で見ている関係です。胸部X線上で下肺野末梢に水平線として見えるものをKerley B linesと呼び、高分解能CT上で多角形の網目構造として直接描出されるものを「小葉間隔壁肥厚」と呼びます。CTの方がより詳細な内部構造や結節の有無を評価できます。
Q3:心不全以外の病気でもKerley B linesが出ることはありますか?
A3:あります。胃癌や肺癌などの転移による「癌性リンパ管症」、特発性肺線維症などの「間質性肺疾患」、あるいは重度の腎不全による体液過剰(溢水)でも出現します。他の画像所見や血液データと照らし合わせた総合的な鑑別診断が行われます。