過密日程のなかで行われるこの一戦において、両指揮官が送り出す予想スタメンと戦術的駆け引きは最大の焦点です。
サンフレッチェ広島は、機能美を誇る3-4-2-1システムを採用する公算が高いと見られます。守護神を中心に強固な3バックを形成し、中盤のデュエルで相手の配球ルートを遮断。シャドーに位置するアタッカー陣の機動力と、前線のストライカーのポストワークを連動させたコレクティブな前線プレッシングがベースとなります。特にサイドの攻防において、ウイングバックがどれだけ高い位置を取れるかが攻撃の厚みを左右します。
対するジョホール・ダルル・タクジムFCは、南米やスペインのクラブで実績を積んだ実力派外国人選手に加え、実力派の帰化選手をズラリと並べた4-3-3または4-2-3-1が予想されます。前線の圧倒的な個の打開力とスピードはアジアトップレベルであり、ひとたびスペースを与えれば一瞬でゴールを脅かす破壊力を秘めています。広島守備陣にとっては、個々のマーキングの受け渡しとバイタルエリアのスペース管理が極めて重要なミッションとなります。