隙間テープの市場をリードするのは、粘着技術の巨人たちだ。株式会社ニトムズは、建材の伸縮や紫外線劣化に耐えうる耐久ポリウレタンや特殊繊維モヘアを次々と市場に投入。接着面の糊残りを極限まで抑えながら、賃貸住宅でも原状回復が容易な弱粘着・超強力保持の両立を実現した。
スリーエム ジャパン株式会社(3M)も独自の精密コーティング技術を駆使し、耐候性と柔軟性を兼ね備えた高機能シール材を展開。同社が培ってきた構造用接合テープのノウハウを応用した防虫部材は、屋外の風雨に晒される過酷な環境下でも粘着力を維持し、数年にわたる長期遮断を可能にしている。
住宅建材メーカーや日用化学メーカーの間では、サッシ防虫対策プロジェクトと呼ばれる異業種連携の動きも活発化している。建具の設計段階から気密シール部材の最適配置を割り出し、後付けテープと窓枠構造の一体化を目指す試みは、今後のスタンダードになりつつある。