彼女の役者としての転機を語る上で欠かせないのが、大ヒットシリーズ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』で見せた秘書役だ。冷徹さと妖艶さを併せ持つキャラクターを演じ切り、視聴者に強烈な爪痕を残した。さらに『六本木クラス』など話題作でも、作品の空気を引き締めるキーパーソンとして確かな評価を獲得している。
現場関係者が一様に口を揃えるのは、彼女の圧倒的な集中力と空間把握能力の高さだ。「立ち位置やカメラのアングル、光の差し込み方を構造的に理解している」と評される独特の演技アプローチは、建築で培った視点そのもの。テレビドラマの現場においても、自らの役割をミリ単位で割り出し、的確に空間を支配する凄みがある。
放送直後からTVerやTELASAなどの見逃し配信で彼女の出演シーンがSNS上でトレンド入りを果たすのも、画面越しに伝わるその異様なテンションと説得力ゆえだろう。