日本最大の色街・飛田新地の深層!今も受け継がれる掟と営業実態

日本最大の色街・飛田新地の深層!今も受け継がれる掟と営業実態

日本最大の色街・飛田新地の深層!今も受け継がれる掟と営業実態にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

表層的な歓楽街ルポにとどまらず、街の内側に生きる人々の息遣いを世に知らしめたのが、ノンフィクション作家・井上理津子による記念碑的著作『さいごの色街 飛田』である。井上は外部の人間が立ち入ることのできなかった街の内部へ丹念な聞き取り取材を重ね、ヴェールに包まれていた女性たちの生身の現実を浮き彫りにした。

店先に座る若い女性たちの背景は多様を極める。借金の返済、シングルマザーとしての育児費用、夢を叶えるための資金調達など、各人が背負う事情は重い。しかし、著書が描き出したのは単なる「搾取される被害者」という図式だけではない。自らの意志で稼ぎ、経済的自立を勝ち取ろうとする逞しさや、彼女たちを支えるやり手婆との疑似家族的な絆もそこには存在していた。

時代が移り変わり、SNSやインターネットが普及した現在でも、短期間でまとまった現金を必要とする女性たちにとって、飛田新地は最後のセーフティネットとしての機能を担い続けている。そこには現代日本の雇用格差やセーフティネットの不備が濃縮されている。

佐藤 大輔
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佐藤 大輔

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