公園のシンボルとして君臨するのが、高さ約17.3メートルを誇る「はに丸タワー」だ。埴輪を模した建造物としては名実ともに日本一の威容を誇る。モデルとなったのは、愛らしい武人埴輪。しかしそのスケールは規格外で、足元に立つと見上げる首が痛くなるほどの迫力がある。
タワーは単なるオブジェではない。内部には螺旋階段が組み込まれており、最上階の展望スペースへと登ることができる。薄暗い胎内のような階段を一段ずつ進む体験は、どこか古代の儀式を追体験しているかのような錯覚すら覚える。階段の途中に設けられた小窓からは、切り取られた風景が絵画のように差し込む。
頂上に到達した瞬間に広がる360度の大パノラマは圧巻だ。視界を遮る高層ビルは一切なく、眼下に広がる豊かな緑と遠くの山並みが連なる。古代の豪族たちが見つめていたであろう原風景と、現代の営みが交じり合うパノラマビューは、登った者だけが味わえる特権だ。