2000年代初頭、社会現象となった実写版『美少女戦士セーラームーン』。あの作品で小松が演じたセーラーヴィーナスは、可憐さと内に秘めた信念を絶妙に表現し、多くの視聴者の心に強烈なインパクトを残した。あれから20年以上。当時十代だった若手女優たちはそれぞれの道を歩み、日本を代表する表現者へと成長を遂げたが、小松が放つ独特の透明感と親しみやすさは、歳月を経てもなお色あせない。
過去の栄光に甘んじることなく、常に新しいアプローチを試み続けてきた点も彼女らしさだ。特撮ヒロインとしてのイメージにとどまらず、モデル活動、グラビア、映画、舞台へと果敢に領域を広げていった足跡は、同世代の女性にとっても勇気を与えるキャリアの重ね方と言える。