一般社団法人などの統計を見ても、日本のライブ・エンターテインメント産業は市場規模の拡大を続け、動員数も力強い伸びを見せている。その中核を支えているのが、熱狂的なJ-POP・アイドル文化だ。
象徴的な例が、国立競技場などの超巨大会場を埋め尽くすAdoのワンマンライブだ。客席全体が無数の光で波打ち、楽曲の展開に合わせて有機的に色を変える演出は、ステージ上の演者と観客が一体となって作り上げる総合芸術そのもの。ペンライトは単なる応援グッズの枠を超え、演出の一部を担うキーデバイスへと進化した。
客席の1灯が消えることは、空間演出のピクセルが1つ欠けることを意味する。だからこそ、ファンにとって「光を灯し続けること」は現場への強い参加意識と直結している。