日本のプロ野球界を牽引する人気球団である読売ジャイアンツと阪神タイガースでは、2軍監督の任される役割と報酬にも独自のカラーが出る。巨人は近年、ファームの組織改革に巨額の予算を投入してきた。かつて2軍監督を務めた桑田真澄氏のように、球団のブランディングと若手育成を統括する要職には、指導者としてのネームバリューに見合った高額な年俸が準備される。
現在1軍で指揮を執る阿部慎之助監督も、2軍監督としての泥臭い指導経験と実績を経てステップアップを遂げた典型例だ。二軍指揮官時代の待遇は、単なる育成担当にとどまらず「未来の一軍監督」としての手当が上乗せされていたとされる。一方で、関西の熱烈なファンを抱える阪神タイガースでも二軍の重要性は年々増している。若手の底上げが一軍の上位維持に直結するため、二軍監督の評価基準と報酬体系の見直しが進んでいる。