旧・大阪府立成人病センターは、2017年に大阪城公園至近の中央区大手前へ移転し、大阪国際がんセンターとして劇的な進化を遂げました。大阪重粒子線センターとも隣接し、関西圏におけるがん克服の総本山として君臨しています。
特筆すべきは、ゲノム医療やロボット支援手術(ダビンチ等)の積極的な臨床導入です。患者一人ひとりの遺伝子変異に合わせたプレシジョン・メディシン(精密医療)を提供する体制が整い、難治性がんに対する治療成績の向上が報告されています。さらに、院内に患者・家族向けの「がん相談支援センター」や患者サロンを拡充し、肉体的な治療にとどまらない全人的なケアを実施している点も大きな特色です。
ホテルのような快適性を備えた療養環境や、大阪城を望む開放的な病棟フロアは、従来の暗い病院イメージを一新させました。国内外からセカンドオピニオンを求める患者が後を絶たず、名実ともに国際水準の医療機関として機能しています。