扁桃炎の白い膿はなぜできる?臭い玉との違いや受診の目安を徹底解説

扁桃炎の白い膿はなぜできる?臭い玉との違いや受診の目安を徹底解説

扁桃炎の白い膿はなぜできる?臭い玉との違いや受診の目安を徹底解説について見逃せない 理由を分かりやすく解説いたします。

喉の奥に白いものが見えたとき、臨床現場で最も鑑別を要するのが「急性扁桃炎の白苔」と「膿栓(のうせん:通称・臭い玉)」の違いです。両者は外見上似て見えることがありますが、その発生機序と全身への影響は全く異なります。

膿栓は、陰窩に溜まった剥離上皮(皮膚や粘膜の垢)や食べかすの残渣、口腔内常在菌の死骸が時間をかけて唾液中のカルシウム塩などと結びつき、石灰化・凝縮したものです。炎症を伴っていない場合、全身症状が出ることはありません。一方、扁桃炎による白い膿は活動性の急性感染症であり、放置すれば病勢が急速に拡大します。日常臨床における一般的な鑑別基準を比較データとして整理しました。

鑑別項目急性扁桃炎の白い膿(白苔)膿栓(臭い玉)編集部の見解・注意点性状・見た目ドロリとした膜状・斑点状で扁桃全体に付着硬い米粒大〜大豆大のチーズ状の塊(陰窩に埋没)表面に張り付いているか、穴に詰まっているかが鍵咽頭痛の強さ激痛(つばを飲み込むのも困難なレベル)ほぼ無痛(違和感やイガイガ感程度)強い嚥下痛があれば高確率で急性感染症発熱の有無38.0℃〜40.0℃の高熱を伴うことが多い原則として発熱なし(平熱)熱なしでもウイルス性感染初期の可能性は残る周囲の粘膜扁桃腺が真っ赤に腫れ上がり、浮腫を伴う正常なピンク色(腫脹なし)充血の有無を見極めるのが最も確実治るまでの期間約5日〜10日間(適切な加療時)自然脱落まで数週間〜数ヶ月(慢性的)急性炎症は早期治療で速やかに軽快する

このように、臭い玉と急性扁桃炎の見分け方は「発熱」「痛み」「周囲の赤み」の3点に着目すれば明確に区別が可能です。ただし、慢性扁桃炎を基礎疾患に持っている場合、膿栓の周囲が軽微に炎症を起こすケースもあるため、判断がつかない場合は自己判断を避けなければなりません。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。