アイライナーをはじめとするアイメイク製品の廃棄には、見過ごされがちなリスクがある。揮発性のある有機溶剤や油分を含んだリキッドやジェルが残ったまま圧縮処理されると、他のゴミに液漏れしてリサイクル工程を汚染する。最悪の場合、静電気や破砕時の火花と反応して発熱や発煙事故を招く事例も報告されている。
ごみ集積所に出されたコスメは、家庭から出る「一般廃棄物」として処理ラインに送られる。そこで選別作業員の負担や機械トラブルを防ぐためにも、安全を確保した状態での排出が強く求められている。環境省が推進する適正処理の指針でも、残留物のある容器は内容物を完全に除去してから分別することが大前提と定められている。